黒猫サンタさんのパン作りブログ

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ホールセールのパン (2)新食感宣言 ルヴァン

新食感宣言 ルヴァン

 先日、岐阜大学で開催されたパンシンポジウムでパネル展示と共に陳列されていました『新食感宣言 ルヴァン』を近くのコンビニで見掛けましたので、早速購入しました。

 東京地区ではすでに7月から発売されている商品で、9月から全国展開ということは十分な手応えがあっての展開なのでしょう。

 外観 
 先日にも記述しましたが、ルヴァンというのは、小麦、ライ麦、水から起こして熟成させた発酵種のことです。
 包装紙には、『自家製発酵種使用』と記載されていますから、それを自社培養して使っているということと思います。

 自家培養に費やされる時間と1日に使用するルヴァン種の量から、どんな大きさのタンクが導入されているのか想像が付きません。

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 原材料表示を見てみますと、小麦粉、糖類、ファットスプレッドの後に、米粉が続きます。

 パン酵母ライ麦粉よりも上位に記載されているということは、米粉由来の食感も狙いの中に入っているのでしょう。

  店頭では、5枚スライスの製品のみ並んでいました。

 私は、角形食パンの場合は個人的に厚切りのトースト(標準で4枚スライス、あれば3枚スライスがあれば、と願っています)が好きなのですが、不思議と山形食パンに関しては5枚もしくは6枚がしっくりきています。

 きっと、同じ食パンでも角形と山形とでは、求めている食感が異なっているのでしょうね。

内相

  気泡は全体的に大きめで、中心とクラスト近傍でややサイズが不揃いなところもありますが、これがこの製品の食感につながるものと思います。

 クラストは詰まったものではなく、これも山形食パンに特有の粗で軽く、着色部分がやや厚みのある感じです。

食感・味

 まずは、そのまま食べてみますと最初に香りで感じるやや酸っぱみの効いたルヴァン種特有の食味が口の中に広がります。

 噛んだ感じは、やや引きがあって、これも角形食パンの食感とは異なるものです。

 どちらかというと、日本式の食パンの食感と味から、少しだけバゲット方向へスライドさせたイメージです。

 もしかして、原材料表示にある米粉の効果がここに出ているのかもしれませんね。

  トーストしてみますと、最初に感じるのは山型食パン特有の軽さでしょうか。

 それとトーストしてキツネ色になったクラムから香ってくる風味も、やはりルヴァン種ならではです。

 最後に、トーストしたパンに(バター風味の)マーガリンを塗って食べてみます。

 バターっぽい食味とウェットなしっとり感が相まって、初めて経験した味かもしれません。