黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

長崎出張

長崎への移動

 昨日は、申請していたパスポートが受取り可能となる日で、市役所でパスポートを受け取った後、その足で長崎へ。

 最寄り駅をAM9時に出て、新幹線と在来線を乗り継ぎ7時間弱、PM15時50分にやっと長崎駅に到着です。

 ほぼ移動だけで1日の仕事を終えた感覚です。

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 昨年と一昨年は、ひとつ早い列車で移動していましたので、平和公園にも足を運びました。

 長崎へ来るのは今年で3回目ですが、市内の移動手段に使うのは毎回路面電車です。

 料金は、どこまで乗っても1回120円ですが、JR系のICカードは使えません。

 専用カードまたは現金しか取り扱われていませんので、運転席横の両替機で1000円札を崩します。

 硬貨で一気に財布の重量が増しました。

 路面電車の停留所名が昨年とは変わっていて、『平和公園』や『原爆資料館』は行き先を間違えずに行けそうです。

 ここも外国人観光客は多いと感じます。

 戦争の残酷さは今になっても、伝わってきます。

 石碑の文言や見るに忍びない写真の数々…、私が生まれるほんの10数年以前の出来事とは思えない惨状です。

 さて気分を変えて、長崎と言えば、カステラが有名です。

 私も実際に2年前にはカステラ焼成の研究を行っていましたので(学会でも研究発表しています)、名店と呼ばれます老舗の本店に足を運んできました。

 宿泊しましたビジネスホテルから近い順に回っていきますと、最初にたどり着きましたのは文明堂総本店です。

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 大通りに面した交差点角にあって、お客さんとみられる人達が大勢、店内から出入りしています。

 とりあえず、定番のカステラを購入して1件目クリア!

 続いて、海と反対側に大通りを進んでいき、思案橋を右に折れて、福砂屋本店へ。 

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 カステラに関する資料の多くは、この福砂屋の出典によるものです。

 私に授業でも、折に触れて話題に出すことがあるのですが、カステラが日本に伝わって初めて天火という加熱方法が使われるようになったとのことです。

 それ以前の日本では、炊く、煮る、炙るといった加熱の技術で主な食品が調理されていました。

 そこへ、天火でなければ調理できない食品(=カステラ)が登場したわけですから、当時の苦労も幾ばくかと推測します。

 福砂屋が所蔵している資料によりますと、当時は上部に空洞部のある火鉢の上にフライパン形状の蓋を設け、その蓋に炭火を置いて天火としていた様子が描かれています。

 もちろん、焼き上げているのはカステラに他なりません。

 モノづくり日本の切磋琢磨した当時の様子を垣間見れたような気分にさせてくれます。