挟んだ食材を食べてもらうためのパン
地元では、パンケーキで有名なお店:ダウニークラシックで家族とランチをしてきました。
ランチは、ハンバーガーやパンケーキがメインのメニューになっていて、私はエビとアボカドのパンケーキ、家族はクラッシックバーガーを注文です。
私としては、パンケーキの食感にサラダ等々という組み合わせには少々違和感があるのですが、新鮮と言われれば、あえて否定もできず、そのような表現もできるかもといったところです。
やはりパンケーキ自体が非常にソフトな食感ですので、これに慣れればマイブームになるのかもしれません。
もう少し時間は掛かりそうですけど。
一方、家族の注文したハンバーガーですが、使用されているバンズは大手ファーストフード店でよく見かけますものと比較しますと、少々内相の肌理が粗く感じます。
ただし、決して膜が厚い訳ではありません。
このハンバーガーを一口食べさせてもらいますと、概ね想像した通りの食感です。
最近のパンに謳われがちなしっとりさはあまり感じられず、歯切れの良さが最初に伝わってきます。
けっしてパンが具材の野菜やハンバーグの邪魔をせず、素直に挟んだ食材に歯が到達するといった感覚です。
それでいて、口の中では適度な空間を持って具材を包み込んでいて、全体でバランスのいい商品に仕上がっていると感じました。
パンの評価
ところで、パンについて解説する際、これまではパン単体での評価がほとんどだったと記憶しています。
ただ、パンを食するシチュエーションとしましては、当然、具材を挟んだりして、メインはパンではなく、具材を食べてもらう状況といった事も多々想定されます。
おそらく、今回のハンバーガーバンズを単独で食べていたとすると、おそらくおいしいと感じる人は少数派なのではないでしょうか。
ですが、そのバンズをハンバーガーに使用して[バンズ+具材]として食べた時、トータルバランスで非常に美味しいと感じる商品になっていると思います。
工学系のエンジニアとしましては、評価パラメーターがひとつ増えますと、その組み合わせで解析すべき項目数が増えていきますので、正直なところ、悩ましいところではあります。
特に食感に関しては、ホイップクリームのような極めてソフトなフィリングから、少々粘弾性が高くなるとジャムや小倉餡、さらにはカリッとしたクリスピーなものとか、今回のような惣菜系まで、一緒に食べてベストであるパンを選定できるスキルを身に付ける必要性を感じるこの頃です。