食パンの名品
ここ最近のブームに食パンが挙げられることは間違いないと思います。
パンに見られていましたプチ贅沢といったトレンドが、ついに食パンにまで波及してきたといったところでしょうか。
本来、食パンは限りなく実用品に近いポジションにあったと思いますが、近年はかなり嗜好品の傾向が顕著です。
以前に、乃が美の高級生食パンを紹介しました際、雑誌「&Premium」(アンドプレミアム)が選んだ、『日本の食パン 名品10本』にランクインしていました、
・東京都新宿区 : 小麦と酵母 満
のパンを、今回家族に購入してきてもらいました。
場所は、品川駅構内エキュートです。
小麦と酵母 満は、濱田家の姉妹店として2005年にオープンした店舗で、主にエキナカの商業施設に展開しています。
元の濱田家は、小麦や酵母などの素材を生かした地域密着型のベーカリーをコンセプトに展開しているそうですが、HPを見てみますと、既に海外へも進出しているようなんですね(HAMADAYA U.S.A.)。
確かに、海外での日本式のパンは非常に認められていますから、本物が店舗を構えれば、それは確実に話題になりそうです。
やはり、食パンの名品と謳われていますプルマンブレッド(1斤 340円税込)は外せません。
本店まで行けば、なにか情報も得られたかもしれませんが、現時点で分かることは”国産の小麦を使用している”、程度です。
製法も他の原材料も、明確ではありません。
とは言いながらも、とりあえずトーストして食べてみました。
最近の食パンの傾向として、甘みを感じる商品が多いことは満のプルマンブレッドに関しても同様です。
内相は、気泡が細やかですから、クラム全体の色も白く見えます。
食べてみますと、想像通りのしっとり感です。
クラストの焼色も、ほんのちょっとだけ薄くも感じますが、概ね一般的な濃さではないでしょうか。
見た目においしさを感じる焼色ですね。(専門的に言いますと、彩度と色相角度が、です)
それと今回は、濱田家で人気の豆パン(180円税込)も一緒に購入しています。
少し形態は異なりますが、東北地方のソウルフードにあります豆パンも結構大きめの豆が見えることでは同様です。
アクセントとしても、好まれる理由なのでしょう。
乃が美のHPに、デッキ式オーブンで食パンを焼成している様子が写されている旨を紹介しましたが、満のHPでも画像が載っています。
ここでもデッキ式オーブンで焼成しているようで、しかも機種は乃が美と同様にコトブキベーキングマシン社製のデッキ式オーブン:キャメルオーブンが掲載されていました。
同オーブンは、確かに焼きムラの少ない安定した焼成が特徴の製パン設備といった認識を持っていましたが、人気のベーカリー2店で採用されているところを見てしまいますと、他のベーカリーでは?、といった興味も沸いてきてしまいます。