中国のパン事情
中国へ出張するようになってから、かれこれ半年が過ぎました。
最初は珍しく目に映った情景も、今では普通に見えてくることを感じます。
そんな中、いつも宿泊しているホテルの並びに焼き立てパン屋さんがあることを今回知って、訪れてみました。
以前に南京等のお店で見た時と同様に、商品はガラス製のショーケースの中に陳列されています。
なんでもこのお店は日本人(鈴木…)が関係しているようで、写真のパネルが店内に掲示されていました。
そして、店内は非常に込み合っていて、上の写真のようにレジには長蛇の列です。
さてさて、商品を見てみますと、あります、あります、中国で見慣れた毛虫パン(7.5元=約135円)。
今でも、このネーミングにはなかなか慣れないのですが、中国のお子様向けTV番組の人気キャラクターからきているとかで、これまでに訪れましたほとんどの焼き立てパンのお店で、この商品を目にします。
製品は、横線のクリームを掛けたロールパン(お店によっては、粉糖が掛かっています)に、腹割でカスタードクリーム or バタークリームがサンドされています。
食べてみますと、結構クリームが口の中に残る感じです。
そして、こちらも定番なのですが、ディスク型のデニッシュです。
作り方は、デニッシュにシート生地を太いロール状に巻いてカットし、製品サイズのセルクルに入れて発酵・焼成をしているかと思います。
こちらはシンプルな味ながら、飽きの来ない、私的にも好みの製品です。
そこそこボリュームもありますので、食べ応えもあります。
そして、こちらの商品ですが、カレードーナツではありません。
肉松という中国では絶大なる人気を誇る食材をパン生地にまぶして、焼き上げた商品です。
日本では、太巻き寿司に甘いピンク色の桜田麩(さくらでんぶ)という食材がありますが、日本の田麩が主に魚肉で作られているのに対して、中国版田麩の肉松は主原料に豚肉を使用して、砂糖、大豆油や紹興酒などを加えます。
私的には、まだ若干の抵抗があるのですが、そのうちには慣れてくる…?
只今、中国からの帰りの便を待っている上海浦東空港のダンキンドーナツで、この記事を打っています。
ちなみに、ここに限らず出国審査を経て、搭乗ゲート近くの店舗はどこも驚くほど高額です。
ここでは、チョコリングドーナツ1個とアイスカフェラテ(ラージサイズ)で40元(約720円)でした。
空港価格なんだと、自分を納得させました。
この日は、中秋節の祝日だそうで、空港や新幹線も多くの人で混雑していました。