黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

カフェの菓子 ~ スコーン・スターバックス

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 ついに緊急事態宣言が発令されましたが、不要不急の外出について自粛要請がされたものの、どうも日本の至るところでケアが求められていることは、とても強く感じます。

 

 ほんの些細なことではあるのですが、先月、近所にスターバックスができて、こんな地方でもフラペチーノが頂ける、と喜んでいたところだったのに、です・・・。

 

 上図は、ツイッター

黒猫サンタ博士のパン作り研究所 (@SantaBaking) | Twitter

のキャッチ画像にも使っています、スターバックスラテ・サンタバージョン(マイブーム)です。

 

 基本的にラテはホットでもアイスでも可で、追加でホイップクリームをたっぷりと付けてもらい(確か50円)、その上からチョコレートソースを掛けて頂きます。

 

 [ホイップクリームのたっぷり]と、[チョコレートソース]は、注文時に店員さんへお願いすればサービスしてもらえます。

 

【 目次 】

 

イートインが懐かしい

 家族とスターバックスへ行きますと、我が家の場合、結構な確率でフードが注文されます(前回の桜シリーズの際には、桜ドーナツでしたね~)。

 

www.santa-baking.work

 

 そんな時間が至福の瞬間をもたらしてくれていました。(なにもかも、みな懐かしい・・・、[沖田十三艦長ばりに]と、つぶやいてしまいそうです!)

 

テイクアウトのスコーン 

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 そんな空虚な時間が流れている折、家族が仕事帰りにスコーンをテイクアウトで買ってきてくれました。

 

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 今回は、定番のクッキー&クリームシフォンケーキ(左 ¥390)とナッツ&キャラメルチーズケーキ(右 ¥440)の2種類でした。

 

 今の時期、たとえお店が開いていたとしても、ちょっと入り辛い雰囲気ですし、お菓子という物理的なものだけではなく、そこからの空気と言いますか、嬉しかったですね。

  

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 コーヒーは、自宅で入れたてのものをマグカップで頂きます。(もっとも、自宅ではホイップクリームとチョコソースは付きませんが・・・)

 

サンタさんの豆知識 スコーンについて

 スコーンは、その名前からも連想される通り、スコットランド料理の菓子の名称です。

 

 粗挽きの大麦粉を使って焼いたバノックというお菓子がその起源とされていて、1513年初めて文献に初めて登場した後に、18世紀中頃からの産業革命を機にオーブンの普及が進み、加えて19世紀のベーキングパウダーの発明を経て、現在の形になったと言われています。

 

 一般的には、小麦粉、大麦粉、あるいはオートミールにベーキングパウダーを加え、牛乳でまとめてから軽く捏ねて、成形後、焼き上げます。

 

 現在では発祥地のスコットランドに留まらず、イギリス全土で食べられていて、また日本においてもアフタヌーンティーに添えられる代表格のお菓子として人気を博しています。

 

ベーキングパウダー

 さて、ここでベーキングパウダーについて解説を少々。

 

 ベーキングパウダーの主目的は、ガス発生剤としてのものであって、重曹として知られる炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)が、熱分解によって二酸化炭素等を発生させる仕組みとなっています。

 

 近年では、ガス発生を促進させる酸性剤と、両者が保存中に混合しないよう遮断剤が配合されているものが一般的です。

 

 なお、酸性剤等の成分の配合を変えることで、即効性や遅延性といったガス発生が最大になるタイミングを変える事ができるようにもなってきています。

 

 原理として、熱分解でガスが発生する訳ですから、焼いているどのタイミングで生地を膨らませるか、使う製品によって使い分けるのですね。

 

今日一日を終えて

 早く収束しろよ、コロナ!と、叫びたい。(淋しい記事になってしまってます)