山崎製パンがユニークな商品を製造販売しています。
昨日、リポートしましたメロンパンに絡めまして、そのビスケット生地(以下、ビス生地)だけを焼いてしまった商品:メロンパンの皮 焼いちゃいました、です。
この流れを既に読んでた、という人~っ! はぁ~い (^O^)/ では、始めま~す。
【 目次 】
メロンパンの皮 焼いちゃいました(68円 税別)
普通に考えて、メロンパンからパン生地を抜きました残りのビス生地ですから、そのままシンプルにビスケットですよね。
サイズ的には、(実際の製造ラインを見ていませんので)おそらく成形工程でパン生地に被せる時のビス生地そのままのサイズでは、と思います。
それと確証はないのですが、表面の状態が鋭利な刃物でカットしたような跡ではなく、ワイヤーカットでできたような波模様に見えます。
この商品を購入しましたのが4月26日ですから、消費期限としては10日程度はあることになります。(この場合、6日を超えていますし、賞味期限表示でもいいように思うのですが・・・。せっかく、プリンターもサーマルプリンターを使っているのに・・・。)
チョコチップメロンパンの皮 焼いちゃいました(68円 税別)
という訳で、こちらはチョコチップビスケットですね。
当然なのですが、ビス生地はパン生地のように膨らみませんから、カットされた時のほぼそのままの形状からほんの少し大きくなった程度に外形は収まります。
消費期限がメロンパンの皮と比較して2日早いのは、製造日が異なる為? つまりは、どちらの商品も十分に計画生産が可能な製品と理解しました。
食味と食感は、サクサクのメロンパンの皮です(シンプルな感想!)。
ミニミニ工場見学 メロンパンの皮
勝手な推測ですが、元々メロンパンラインのパン生地の流れに合わせて、ビス生地は供給されるようにラインが組まれていると思いますので、この製品の製造自体は、既存の製造ラインがそのまま使えると推測しています。
それであれば、現在の成形工程から始めて、最終発酵の工程をスルーする程度で、あとの生産工程はメロンパンと一緒?
ところで、この商品を製造するにあたってラインでのメリットがあるとすれば、始業時に組み込むことでラインの効率化が図れそうなところでしょうか。
この商品はパン生地の準備が不要ですので、その為に作業者が早い時間に出勤する必要がなくなるからです。(もっとも、メロンパンラインが24時間フル稼働の場合には、意味がなくなってしまうのですけど)
サンタの豆知識
メロンパンの泣きという現象について
この商品の元となっていますメロンパンの品質を評価する項目のひとつにビス生地の『泣き』という現象があります。
みなさんもメロンパンを食べようと思って包装紙から出した時に、ビス生地がベタベタで本来のカリッとした食感が失われていて、がっかりした経験はないでしょうか。
このビス生地がベタベタになる現象を業界用語で『泣きが出る』といった表現で呼ばれています。
ちなみに、26日に購入しましたメロンパンも翌朝食べた時に上部の方で少し泣きが出ていました(半日で、それだけ変わってしまいました。写真を撮った時に食べておけばよかった・・・)。
もしかしましたら、少し古い商品を買ってきてしまったのかもしれません(みなさん、このようなことがないように、パンを買う時には消費期限をよく見て買うようにしましょう!)。
メロンパンで泣きが出るメカニズムは、パン生地からビス生地への水分移動に他なりません。
焼成後のメロンパンは、含水率が30%以上のパン生地とほぼ水分が抜けてしまっているビス生地が同居している状態ですので、当然全体的に見れば水分は含水率の高い方から低い方へと流れていきます。
ホールセールベーカリーでは特にこの現象によって賞味期限(ここはあえて賞味期限と呼ばせて下さい)が短くなってしまいますので、焼成直後でのビス生地の含水量を減らす等の改良に努めています。
対策としましては焼成条件ですが、説明は長くなってしまいますので、次の機会に。
今回の『メロンの皮 焼いちゃいました』は、パン生地からの水分移行が生じませんので、10日程度の賞味期限が可能となっているということなんですね。
ヤマザキ春のパンまつり
少し前に遡りますが、やっとヤマザキ春のパンまつりの点数が25点集まりました。
そして、その25点が貯まった用紙を持って、イオンのサービスカウンターへ向かいます(嬉しさのあまり、交換前に写真を撮ってしまいました (^^ゞ )。
この白いフラワーボウル、家族にもとても好評だったのですが、好評であったが故に1枚しかもらえなかったことをかなり残念がっていました。
商品にキャンペーンシールが付いているのは4月30日までですので、今から頑張っても2枚目のフラワーボウルを貰うのはかなりキビシイ~!
と、いいますか、さすがに諦めてます、ハイッ。