家族から『パスコがGodiva(ゴディバ)とのコラボの商品を出したよ~!』との情報が入り、早速、購入(を家族にお願いしました)!
いつも、わがままを聞いてくれている家族には本当に感謝です。
そして、先週には通称:パン学校と呼ばれます日本パン技術研究所での授業もありました。
これからの製パン産業を支えてくれる若手の方々の育成に、少しでもお手伝いできていれば幸せです。
【 目次 】
ゴディバとパスコのコラボ企画
パスコが、ショコラブレッド、テリーヌショコラ、ショコラシュトーレンの3商品をゴディバジャパンと共同で開発した、と発表がありました。
内ショコラブレッドとテリーヌショコラは、関東・中部・関西・中国・四国地区(つまりは、北海道、東北と九州以外)のコンビニで、11月17日から先行発売するとのこと。
そして、12月1日からはスーパーなどでも発売が開始されるようです。
なお、ショコラシュトーレンは少し遅れて12月15日からの発売開始となりそうです。(クリスマスに合わせて?)
当然、チョコレートをふんだんに使用したパンに期待を込めて、家族(パン)の到着を待ちます。
ショコラブレッド(248円 税込)
待ちに待ったゴディバのパンが我が家に到着です。
金色の包装紙に写真入りのデザイン、そしてGODIVAのロゴ、外観にも結構コストを掛けていることが分かります。
包装紙裏の原材料表示には、小麦粉の次にチョコレートスプレッドとチョコレートの表示がありますので、結構ふんだんにチョコレートを使用していることが伺えます。
ショコラブレッドの外観ですが、シート生地にチョコレートスプレッドを折り込んで、さらにチョコレートチップが生地に混ぜ込まれています。(最後に、アーモンドチップをトッピング!)
成形方法は、チョコレートスプレッドとチップをロールインしてねじるまでは機械設備で対応可能かと思います。
ただ、最終の成形はおそらく手作業ですね。
型やケースを使っている形跡はありませんので、せめてプレス天板でこの高さを出すのはけっこう大変かもしれません。
裏面を見てみますと、生地の端のカット部分が見られます。
幅方向に長さを出して中央でカットしているか、もしくは、重量調整で端生地をカットした部分かもしれませんね。
端部は生地底面で隠れてしまいますから、外観品質でわざわざカットすることはないと推測します。
ところで製造ラインの特に成形の担当者は、これだけチョコレートが生地からはみ出していますと取扱いがすこぶる大変だろうと推測します。
作業もそうなのですが、製品が流れ終わった後のワーキングコンベアとかの清掃作業に随分手間が掛かっていたりするのではないでしょうか。(本当にお疲れ様です!)
食感・食味
持った感じがすごく重くて、食べた時の口当たりもふわっとしたパンの食感というよりは、まるでチョコレートが少し膨らんだといった高い密度感のある食感です。
味もパンといった感覚よりもチョコレートに近いものを感じました。
コンビニで売られているホールセールのチョコパンで248円は高く感じるかもしれませんが、このボリュームのチョコレートしかもゴディバと考えれば、これはとてもコストパフォーマンスに長けているのではないでしょうか。
テリーヌショコラ(204円 税込)
テリーヌショコラの包装も、同様に高級感に溢れています。
生地にはダークチョコレートを練り込んで、さらにチョコレートチップがトッピングされていると記載されています。
テリーヌをイメージしたとはいえ蒸しケーキですから、生地は流動性の高いバッター生地なのですが、どうやってチョコレートを練り込んだのでしょうね。
微粒子化したチョコレートならできるかもしれませんが、そこまでこだわっているのか知りたいところです。
カットした断面を見てみましても、チョコレートの粒は見られません。(完全に練り込まれているのでしょうね)
もしかして、ミキシング時に生地温度を上げているとか。(そのようにミキシングしているバッター生地も見たことはあります)
食味・食感
テリーヌショコラもショコラブレッドと同様に、持った感じが重く、少し空隙のあるチョコレートを食べているようです。
味もショコラブレッド以上にチョコレートに近いものを感じました。
かくし味?に『こし餡』が使われているようなのですが、どのような違いが出ているのか、知りたくなってしまいます。
近くのコンビニにて
その後、どのコンビニで先行発売しているのか気になりましたので、近くのコンビニへ足を運びましたところ、とりあえずローソンとファミリーマートでは販売されていることを確認しました。
ファミリーマートに至っては、『ファミマベーカリー』の棚に、どう見てもお手製の『GODIVAのパン』のプレートが・・・(笑)。
12月15日にはショコラシュトーレンも発売開始されるようですので、こちらも要チェックですね。
日本パン技術研究所 本科100日コース
この施設では、これから製パン技能士の資格取得を目指す方々が、自己の知識と技能を養っていく為のコースとして本科100日コースが設置されています。
カリキュラムは講義と製パン実習で構成されていて、100日間みっちりと製パンの基礎を学ぶことができます。
このコースを無事に修了しますと(しっかりと修了試験もあります)、製パン技能検定の学科試験が免除される制度となっています。(あとは実技試験をパスして、晴れて製パン技能士となる訳ですね)
今のコロナ禍では、教室内の講師と受講者の間が透明なシートでソーシャルディスタンスを保つように注意が払われています。
講義では、製法や各製造工程でのポイントを解説する製パンのプロから、小麦や油脂といった原材料の専門家、食べ方提案をされる料理研究家、そして私のような(珍種?)機械屋さんまで幅広く網羅できる体制を整えています。
私の授業の内容は製パン工場の機械設備中心ですので、この授業を受けているのは受講生の中でも大手製パン企業や原材料メーカーから派遣されてきた人たちがメインとなります。
リテイルのコースの方は、別の授業を受けられています(まあ、オーブンフレッシュベーカリーを目指す人が、大型のミキサーや連続式オーブンの話を聞いてもあまり役に立てられませんから)。
ここでの感想ですが、大学の講義と違って(すみません)寝ている生徒はほとんどいません。
さすがに目標を持って臨んできている人は、姿勢が違うと感心するばかりです。
パン学校の周辺では
このパン学校の建物は、東京メトロ東西線の西葛西駅が最寄り駅で、改札を出て5分も歩けば到着できるほどの距離にあります。
その西葛西駅からの道すがら駅前のミスタードーナツでは、毎年この時期にいつもポケモン企画と遭遇します。(↓ 昨年の記事です)
今年は、ラッキーというポケモンが加わった、とTVのニュースで流れていたような。
また機会があれば、日を改めてポケモンドーナツの紹介もしていければ、と思っています(と言いますか、ただ食べたいだけ!)。