今回のドイツ出張では、訪問先の企業やアテンド頂きました日本企業のご担当者様に様々な心遣いを頂き、楽しい時間を過ごすことができました。
その一部をご紹介致します。
あまり楽しんできたことを記事にしますと、?本当に仕事で?と思われそうですが、ほとんどの催しは仕事後のイベントで、間違いなくパン関係の仕事で行ってきていますので念のため。
【 目次 】
Welcome Dinner
初日のレセプションは、訪問先の企業敷地内でケータリングサービスを利用したBBQパーティーでした。
料理は肉とポテト、ソーセージが中心ですが、サーモンといったシーフード系も充実しています。
もちろん食事系のパンはハード生地で、料理にしっかりとマッチしています。
そしてやはりドイツですね、ビールは充実しています(一般的なピルスナーに、レモン果汁が入ったスイート系も)。
BBQだったせいか、ビールもグラスを使わず、瓶に直接口を付けて飲むスタイルなのですが、個人的にこの飲み方好きなんですよね。
そして、当たり前のようにノンアルコールビール(Alkoholfrei:アルコールフリーのドイツ語表記?)が揃っています。
今回、招待された参加者は欧州を中心に世界各国から集まってきていましたが、アジアからは私達2名のみといった状況でした。
サプライズイベント
2日目の仕事の後、車で移動して地元ワイナリーが有する山の麓へ(訪問先は、ビールよりもワインの生産の方が盛んなようです)。
そこで待ち受けていましたのは、トラクターとそれに連結されました荷台のような客車。
その客車にはテーブルにいくつものワインが用意されていて、サプライズイベントとして移動しながらテイスティングをするのだとか。
トロッコ列車ならぬ、トラクター列車のような客車は乗っていて振動も大変で、注いだワインがグラスからこぼれ出ることもしばしばだったのですが、みなさんそのようなことはほとんどお構いなしに交流を深めています(とても陽気に大合唱の車内でした)。
山頂までに道のりは辺り一面の葡萄畑で、時期が時期ならたわわに実った葡萄が山を覆い尽くしているのでしょうね。
サプライズイベントから再び麓に戻って、この日の Dinner は近くのレストランへ。
館全体が緑に囲まれた光景と、古城を思わせるような内部は雰囲気(もちろん料理も)満点です。
食事中、たまたまここで隣の席となった人たちが日本へ行ったことがあるようで、よくよく話を聞いてみますと私が以前に在籍していた製パン企業の仕事だったらしく、私がその会社のOBだと伝えましたところ、一枚のデジカメ写真を見せてくれて・・・。
『この女性を知っているか?』と聞かれたのですが、なんと同じ課の後輩でした。
『The world is small !』と叫びながら、急に親密度が増したような・・・、それにしても世界は狭いです。
LAST Dinner
最終日の午後は製パン工場の見学をもって実質的な仕事は終了で、その後は地元のマルクスブルグ城へ向かいます。
この地域は、小さな山々毎に大小のお城が散見され、中世の時代の権力争いの様子が感じられる時間でもありました。
マルクスブルグ城内のツアーガイドでは、オーブンらしきものが見られ、直接ガイドに『あれでパンを焼いていたのか?』と聞いたところ、Yes の回答だったのですが、全体の説明では特に触れられていなかったような・・・私の英語が伝わっていなかった?
城内には小さなチャペルも(ガイドさんとは比較的離れて見学していたおかげで、あまり人が写っていない城内の写真を撮ることができました)。
なんだかんだでずいぶん歩かされた城内散策を終えて、いよいよ LAST Dinner です。
お城に併設されたレストランでの料理は地元の田舎料理(もしかしましたら、お城が建てられていた当時を再現した料理)のようで、けっしておいしさで感動するものではなかったのですが、いずれも初めて口にする料理ばかりでした。
デザートにはミルフィーユ生地を巻いたような巨大スイーツが出てきて、当時はその名前が分からなかったのですけど、これはシュトゥルーデルでは?とツイッターのフォロワーさんからご教示頂いています。
ホテルへ帰る頃は、ゆうにPM23時を回っていましたが、それでも空は真っ暗にはなりません。
フランクフルト ダウンタウン(旧市街)
ひと通りのプログラムを終えて、コブレンツ駅からフランクフルト国際空港への移動中、少しできました時間を利用して旧市街の観光を入れて頂きました。
レーマー広場は、フランクフルトの観光地で検索しますと一番人気でヒットする観光名所だそうです。
多くの観光客で賑わいますこの広場では、せっかくですので名物料理のシュニッツェル(ポークのカツレツ)を頂きました。
ドリンクは、やっぱり(ノンアルコール)ビールです。
ところで、ドイツでは公共の場所にありますトイレが有料の場合が多く、料金(1ユーロ)も決して安くありません(現在の円安で為替レートでは160円/€ですが、空港の交換レートは190円/€ 程です)。
という訳で、レストランやカフェを利用した際には、できるだけそこのトイレを使用するようにしていました。
旧市街地の観光名所に、聖バルトロメウス大聖堂があります。
神聖ローマ帝国皇帝の選挙や戴冠式が行なわれた教会で、通称「カイザードーム」とも呼ばれています。
さて、同行の方のご厚意で、(高さ95メートルにもなる)塔に登ってみましょう、という事になり、328段の階段を登りましたが・・・。
塔内は狭くて急な螺旋階段で、あと数年で前期高齢者になる身にはかなりハードです。
南にマイン川、西に旧市街や金融街を望むことができます美しいパノラマも、(息も絶え絶えの状態から)呼吸が整って堪能できるまでかなりの時間が費やされました。(なお、塔の頂上まで上れるのは4月~10月の期間だけだそうです)
これだけ楽しんできた記事を書いておきながら、最後に改めまして・・・”仕事”で行ってきています。