黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

丸目(小~中玉生地)

菓子パンラインのラウンダー 同じパン生地の丸目でも、生地サイズが変わるだけで適する機械仕様も変わってきます。 より正確な表現としては、生地サイズの幅が広い、小~中玉生地用と表した方が適正かもしれません。 この用途のラウンダーは、以前では竿型・…

丸目(大玉生地②)

丸目のメカニズム 円筒の周りをパン生地が沿って流れていくと、どうして丸目を行うことができるのでしょうか。 ここでは、ドラム式ラウンダーを使用した時のパン生地の動きと共に生地に働く力について考えていきます。 ドラム式ラウンダーをパン生地が流れて…

丸目(大玉生地①)

食パンラインのラウンダー 所定の重量に分割されたパン生地は丸目を行います。 ただ、生地のサイズで使用する機械設備も変わってきますので、今回は食パン等の大玉生地を対象とした機種について解説します。 パン生地を丸める装置をラウンダーと呼びますが、…

分割②

課題(続き) パン生地のダメージを軽減させる方法としては、プランジャーの動きを位置制御して1回の生地室への吸い込みに対して連続して押し出す方法が開発されました。 こうすることによって、ホッパーから生地室への移動の際にパン生地がスライスされる頻…

分割①

デバイダー (生地分割のメカニズム) 手作業での分割は、作業者が竿秤とスケッパーを使って、大分割された生地からテンポよく一定重量のパン生地を量り分けています。 私には見慣れた光景なのですが、製パン工場におけます連続生産ラインでは、この作業とは少…

フロアタイム~デバイダー投入

本捏ねミキシング【追記】 ミキサーの台数について追記します。 一般的な中種製法によるミキシング時間は、本捏ねでのトータルのミキシング時間が中種でのそれに対して、およそ2倍掛かります。 つまり、中種をミキサーで2回降ろす間に本捏生地は1回しか降ろ…

本捏ミキシング

ミキサー 中種製法は、日本におけます大部分の製パンメーカーで採用されている製法ですので、内容に沿って紹介します機械設備に関しましてもできるだけ大型の連続生産ラインで採用されている機種を中心に、解説を加えていきたいと思います。 下の画像は比較…