シュークリームにクロワッサン生地
製造元のフレンチオーブンによりますと、シューヴィエノワズリー(378円 税込)は、伝統的なフランススイーツで、シュー生地をクロワッサン生地で包んで焼き上げ、中に生クリームと合わせたカスタードクリームを充填した商品、だそうです。
ブリオッシュがこのシューヴィエノワズリーの一種と言われることもあるそうですが、やはりスイーツとして見ませんと価格的には高価だと、個人的には思ってしまいます。
クリーム入りのクロワッサンを、この価格で購入しているかどうか…。
シュー生地にサクッとした食感を加えるために、生地にトッピング等の工夫がなされた商品は他にもありますが、生地そのものをクロワッサン生地に置き換えた菓子は特徴的です。
購入しましたシューヴィエノワズリーは、ココア?風のクロワッサン生地で被われていて、その時点で食べた時のサックリ感は大いに期待してしまいます。
実際に食べてみましても、期待を裏切らず、思い描いた歯切れのいいクロワッサン生地に生クリームとカスタードクリームが絡んで相性はとてもよく感じました。
そのような(異なる生地を組み合わせる)発想の商品は、ホールセールベーカリーのパンにも見られ、例えば敷島製パンの”おいしいシューロール”は、ロールパン生地の上にシュー生地を絞って焼き上げることで、従来のロールパンにはない食感を生み出しています。
このように異なります生地の組み合わせ商品は、他にも見られるのですが、やはり作業面から考えてみますと、片方は発酵を伴わない生地の方が取扱いは安定しているのかと思ってしまいます。
異なる生地が、どちらも発酵を伴っていたりすると、両方の発酵条件を揃える必要も出てくるでしょうし。
とはいえ、この製品はどうやって作っているのでしょうか。
流動性の高いバッター生地のシューを、やや弾性を持ったクロワッサン生地で包むといった操作から大変な気がします。
それを紙トレーに詰めて焼く…、私なら一度試してシュー生地の膨らみ具合から、不具合があった部分の対応を考えるかと思います。
ちなみに、私の探し方が不十分だったかもしれないのですが、ネットの検索では満足できる作り方は確認できませんでした、…売っている本には掲載されているものもあるようです。
ちなみに、もう片方の右の商品は、コンベルサシオン(378円 税込)です。
フランス北部のイル=ド=フランス地方の代表的な焼菓子です。
パイ生地でクレームダマンドを包んで、表面に卵白と砂糖で作ったグラスロワイヤルを塗り、その上に格子状にパイ生地で模様を作って焼きあげたお菓子です。(パイ生地なら、菓子と断言しても大丈夫かと)
上写真は、名古屋栄三越ラシック地下にありますフレンチオーブンの店舗です。