製パンの器具と原材料の調達に
製パンの材料や器具の調達には、名古屋市名東区のワルツ藤ヶ丘店に時々足を運びます。
元々はコーヒー豆の販売を手掛けていた店舗のようですが、お家カフェの位置付けで製パン製菓材料も品揃えしたような感じです。
今回、ちょっとした用事があって出掛けてみましたら、ちょうどこの日は『パン祭り』のフェアを開催中で、店内に入ったところからサフのドライイーストやらジャムやらの陳列棚が目に飛び込んできます。
この日は、最初から買うものが決まっていても、やはり目移りしてしまいます。
これまでも、ショートニングや食パン用の包装紙、クロージャー等の消耗品をちょくちょくと買いに来ています。
私がパンを焼く時は、基本的に温度や熱流束、重量変化等を測定しながらですので、できるだけサンプルはシンプルなもので行っていますが、時々、編み込み成形してみようか、とか、生地にチョコチップでも混ぜ込んでみようか、とか、そんなこともけっして頭をよぎらない訳ではないんです。
まあ、時には少し研究から離れてパンを焼いてみてもいいのかなぁ、と思ったりするのですけど…。
実験装置は自分で作りますし、どちらかと言いますと装置の部品等を調達する場合が多い関係でホームセンターへ行く頻度の方が高いのですが、そうは言いましても最終的に作りますのがパンですので、原材料のお店は切っても切れない関係です。
店舗に入って左側に歩いていきますと製パン製菓の原材料や型等の器具類が並んでいます。
私が使う食型や天板は、寸法指定で業者に作ってもらっていますので、市販製品を使うことはないのですが、形状や素材を眺めているだけでも新しい発見やそのヒントがあったりしますので、ここでの買い物も貴重な時間です。
今回購入したのは、白神こだま酵母(天然酵母 ドライタイプ)とサフ・インスタント【金】です。
近年では、天然酵母といった表現がイースト(現在では、パン酵母と表現)を工業的な生産品と間違ったイメージを与えかねないとして自粛されている状況ですが、少し見てみたいところがあって、白神こだま酵母を購入しました。
また、サフ・インスタントは、元々本場のフランスパンをおいしく焼くために日本に持ち込まれた酵母で無糖生地用といったところが一般的だったのですが、加糖生地にも使用できるサフ・インスタントが、この【金】バージョンです。
一般消費者が購入できる原材料も進んできていますね。