黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

anopan② ~ せと陶祖まつり・Land of Pottery

 せと陶祖まつりのイベント・Land of Pottery で購入しました anopan のイベント限定のパン。

 

www.santa-baking.work

 

 先の記事でお伝え出来なかった、それぞれのパンについて報告します。

 

anopan

 

 フィリングのあるなしで重複するパンは外して、anopan で8種類、コラボ商品:1種類の解説です。

 

【 目次 】

 

あんずくるみレーズン(クリームチーズ入り)(320円 税込)

 細長い形状のハースブレッド(直焼きパン)です。

 

anopan

 

 すみません、実はレーズンが苦手で、私はこのパンを食べていません。

 

 以前の記事で、やたらと食品添加物が入っていたパンの原材料表示を掲載しましたが、この配合程シンプルな原材料ですと、なんだか見ているだけでも晴れやかな気分になります。

 

anopan

 

 基本的なフランスパンの配合に従って、糖類も含まれていません。(ちなみに、パン酵母のエサとなる糖分は、小麦粉内あるいはパン酵母内の酵素によって、デンプンが分解され、糖として生成されます。)

 

レモンシナモンカルダモン(320円 税込)

 カルダモンは、バニラとサフランに次いで世界で3番目に高価な香辛料です。

 

anopan

anopan

 

 シナモンを巻いたペーストリー生地のトップにレモンピールがトッピング、そしてその上からアイシングが掛けられています。

 

 少し見辛いですけど、ペーストリー生地の層はいつもながら本当にきれいに出ています。

 

フォカッチャ アンチョビポテト(290円 税込)

 平たく伸ばしたフォカッチャ生地に、ホワイトソースを絡めたアンチョビと細切りのポテト等がトッピングされています。

 

anopan

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 ソースとアンチョビ、ポテトの相性がとてもマッチングしていて、加えて歯切れのいいフォカッチャ生地が心地よい食感を醸し出してくれます。

 

フォカッチャ カプレーゼ(290円 税込)

 前出と同様のフォカッチャ生地に、モッツァレラチーズとカットトマトとの組み合わせは鉄板です。

 

anopan

anopan

 

 ハーブのバジルに、オリーブオイルが少し焦げたモッツァレラチーズと相まって、良好な香りを際立たせています。

 

コロコロほうじ茶フレンチ(240円 税込)

 日本茶専門店『茶のいろは』との、コラボ商品です。

 

anopan

anopan

 

 パンはダイス上にカットされて、フレンチトーストの液に浸された後、型もしくはセルクルに詰めて焼成されています。

 

anopan

 

 ほうじ茶は、パウダーと茶葉の形で生地に練り込まれているようです。

 

 モチモチした食感が特徴的です。

 

サクサク抹茶大納言(350円 税込)

 私の今回一番の狙いのパンです(茶のいろはとのコラボ商品です)。

 

anopan

 

 まずは、この細やかな層を見てください。

 

 一般的に折込み生地の層を多くしますと、折り込んだ油脂(ここではバター)が生地に溶け込んでしまい、層が消えてしまいます。

 

 ここまで細やかで、それでいてしっかりとした層を残すには、かなりの手間を掛けて生地の成形(折込み⇔冷却)をされているのだと推測します。

 

anopan

 

 層の方向が噛む向きの垂直方向にありますので、食感は歯切れがよく、それでいてしっとりしています。

 

 なおかつ、けっして脆さを感じず、口溶けも良好です。

 

anopan

 

 カット面を見てもお分かりの通り、とても濃厚な抹茶と大納言小豆が贅沢に混ぜ込んであります。

 

anopan

 

 正直なところ、このパンは定番化してくれないかと心からお願いしたいところです(茶のいろは のご都合もあるのでしょうけど)。

 

cafe Barrackさんの柚子胡椒めんたい(300円 税込)

 『cafe Barrackさんの』とは記載されていましたが、anopan のブースで購入できました。

 

anopan

anopan

 

 直焼きの教科書のような底面です(少々吸水が高いかもしれませんが)。

 

anopan

 

 柚子胡椒めんたいは、クープで開いた部分と腹割りでカットした生地内部にトッピング&充填されています。

 

anopan

 

 原材料表示をよく見てみますと、柚子胡椒は自家製なのですね。

 

フォカッチャ プレーン(220円 税込)

 食事時にも添えることができるフォカッチャです。

 

anopan

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 何度も繰り返しになってしまいますが、シンプルで気持ちのいい原材料表示です。

 

 そして、この生地を cafe Barrack に提供して作られましたのが、次のサンドウィッチです。

 

塩豚と自家製柚子胡椒のフォカッチャサンド(cafe Barrack 750円 税込)

 anopan のイベント限定フォカッチャプレーンを使ったサンドイッチ。

 

anopan

 

 『野菜たっぷり、じっくり焼いた塩豚に自家製の柚子胡椒をつけました。』と説明書きにありました。

 

TV放送

 先の記事での予告通り、4月26日(火) PM18時30分頃から、CBCテレビの情報番組『チャント!』で anopan が紹介されました。

 

 これは、人気パン店のオーナーが最近食べて感動したパンのお店を数珠つなぎで紹介していく企画です。

 

anopan

 

 番組内では、パン・くまくるの熊野シェフがあんバタ(上写真)が最上級と紹介されていましたせいか、その後は連日の行列で、お店前には駐車場に入れられない車が歩道に停まっていたりしていましたので、列の整理やら、予約制限のお願い等で、本当に大変そうでした。

 

 当然、お昼過ぎには完売状態が続いています。

 

 しばらく、普通には買えないかもですね~(こちらとしては、ある意味残念ながら・・・)。

 

 ところで、放送を見た感想ですが、デッキ式オーブンは天然石の御影石(大理石)を炉床に使用した機種(三幸機械製のKamadoオーブン)でした。(蓄熱量が大きく、ハースブレッドの焼成には最適です。)

 

再び、『茶のいろは』

 今回、anopan がコラボしました日本茶専門店の茶のいろはですが、先日、おやつタイムに再度行ってきました。

 

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茶のいろは

 

 今回もひとつはかき氷で、こちらの桜ピスタチオ。

 

茶のいろは

 

 そして、もうひとつはアフォガードなのですが、アイスに掛けるのは濃いエスプレッソではなくて、濃抹茶のソースです。

 

茶のいろは

 

 粒あんと白玉の、鉄板ながら絶妙なマッチングです。

 

 え~、茶のいろはでも先述のサクサク抹茶大納言がとてもおいしかった旨を伝え、遠回しに定番化を期待しています。