前回記事の京都と同様に、コロナの影響で3年ぶりとなりましたのが、今回訪れました横浜です。
実は製粉会館(東京都中央区日本橋兜町)での仕事に絡めて、少々時間を作りました。
やっぱり横浜には、おいしいお店がたくさんありますね。
そして、久し振りにanopanの近況を。
ミキサーに関しましては、サイズと生地処理能力について解説します。
【 目次 】
ミキサーのサイズと処理能力
ミキサーのサイズは、工場向けの機種で5袋ミキサーとか10袋とか、店舗用の小型の機種で20コートとか30コートといったサイズ表記で示されています。
コートいう単位については、以前の記事で解説していますが、これはヤード・ポンド法における体積の単位「quart(クォート)」のことで、1ガロンの4分の1を意味しています。(つまり、1コート=0.946ℓ と、なります。)
次に1袋とは一般的に小麦粉の袋包装:25kgを基準としており、5袋ミキサーとなりますと、小麦粉や塩、砂糖等の固形物が25kg × 5 = 125kg まで投入できるサイズということになります。
さらに、1袋 = 100ℓ(コート) の関係があります。
つまり、おおよそですが、ボウル容量30ℓ(コート)のミキサーであれば、吸水率68%のパン生地の場合で、30/100×25kg = 7.5kg程度までの粉を含めた固形物を一度に仕込むことができ、1バッチで12kg程度の生地ができあがります。
ここで少し詳しく、1袋(100ℓ)ミキサーに原材料を投入してミキシングする場合を想定してみましょう。
小麦粉や塩、砂糖といった粉体を25kg投入した場合、見掛けの密度を0.5(kg/ℓ)としますと、体積としましては、25kg / 0.5(kg/ℓ) =50ℓ が必要となります。
仮に粉体25kg中22kgが小麦粉で、吸水率が68%の場合、22kg × 0.68 = 14.96kg (約15ℓ)の水を加えることになりますから、100ℓのボウル容量中65ℓが原材料で満たされることになります。
ミキシング中、原材料がこぼれないようにするため、ボウル容量の35%程度の余裕が必要なのでしょう。
最終的には、生地の体積は40ℓ程度に収まりますので、結果として60ℓ程度の空間スペースができますが、今後、装置の効率化を検討する猶予はありそうです。
みなとみらい
ピーターラビットカフェ
以前の記事で、ラケルパンの紹介をしました折、系列の店舗でピーターラビットカフェの存在を知りました。
お店は、横浜・みなとみらいの横浜ハンマーヘッド2Fに入っています。
入口から店内に至るまで、ピーターラビットで満たされている感じです。
もちろん注文しましたのは、ラケルパンがセットになっているメニューですが、ここにもピーターラビットの焼印が。
ラケルパンの食感は、以前と同様に電子レンジ加熱特有のふわふわ感が特徴的です。
ZEBRA Coffe & Croissant
この日は併せて、私が以前に食べたクロワッサンの中でもトップクラスにランキングされるZEBRA Coffee & Croissant へ。
お店は、MARINE & WALK YOKOHAMA の2Fにあります。
この時初めて知ったのですが、MARINE & WALK YOKOHAMA はハンマーヘッドのすぐ隣に位置していて、歩いて1分程度の場所にありました。
このビッグサイズと鮮やかな層が特徴的なクロワッサンに改めて再会です。
まさに、表面はサクサクでクラムはしっとりと、期待通りの食感と味に満足です。
横浜ハンマーヘッド
改めまして、今回初めて横浜ハンマーヘッドへ行きました。
いつも見慣れたみなとみらいのビル群を裏側のハンマーヘッドパークから見た際の景色も新鮮な気分です。
ハンマーヘッドパークは、土木学会推奨土木遺産に認定された、歴史的に貴重な構造物・ハンマーヘッドクレーンが象徴的で、港の風も心地よい空間です。
恥ずかしながら、これまで船付場としてしか認識がなく、足を向けることもありませんでしたが、MARINE & WALK YOKOHAMA のすぐ隣に、これだけ開放的な場と有名菓子店が揃った所があるとは『目から鱗』状態でした・・・つまり田舎者ということで。
では、数あるお店の中からいくつかの店舗を次にご紹介。
鎌倉紅谷 クルミッ子ファクトリー
銘菓クルミッ子を製造する工程が大きなガラス越しに見ることができます(私的には、見慣れた機械設備が並びます)。
自家製キャラメルにクルミをぎっしり詰め込んで、バターの生地で挟み込んだクルミッ子、鎌倉紅谷の定番中の定番商品です。
VANILLABEANS
シングルビーンの板チョコレートからオリジナルブレンド、フレーバーチョコレートまで、約20〜30種類の板チョコレートを取り揃えているお店です。
みなとみらいの夜景でも
みなとみらいに来たのであれば、やっぱり夜景は外せません。
仕事の疲れも癒してくれます。
anopan
4月のTV放送以来、客足の途絶えることがなくなった感のあります anopan ですが、(おそらく期間限定ながら)注目の商品が再販されました。
せと陶祖まつりのイベント・Land of Pottery で販売されていましたイベント限定のパンです。
それは、『茶のいろは』とのコラボ商品の『サクサク抹茶大納言(350円 税込)』で、お客さんからのリクエストが多く、それに応えて頂いたようなのですが、前述のイベントでも私の一番の狙いだったパンです。
このきれいな折込み生地の層と見るからに濃厚さが伝わってきます抹茶のコントラストが逸品です。
もちろん食べても、けっして期待を裏切らない食感と食味は折り紙付きです。
実は、時々『茶のいろは』へランチやかき氷を食べに行く度、『サクサク抹茶大納言は、おいしかったですね~。また、作ってもらえると嬉しいですね~。』などと、裏で一生懸命プッシュしていました。(でも、それは私だけではないと思うのですが・・・)