黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

街のパン屋さん ~ 優しいかおりのパン家さん

ちょっと寄り道

 実は、ここ何年も大腸がんの検診で引っ掛かっていて、遂に昨年大腸の内視鏡検査を受けたところ、切除したポリープから癌が見つかり、その事もあって今年も旭労災病院内視鏡検査を受けることにしました。

 筋弛緩剤を注射するため、当日は車の運転が禁止されていますので、最寄り駅から歩いて病院まで行くことになるのですが、その途中に焼き立てパンのお店を発見です。

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 店名は、優しいかおりのパン家さん、家系パン屋です。

 お客さんは私が店内にいる間、頻繁に来店していて、繁盛しているお店のようです。

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 お店に入ってパンの棚を見てみると、1アイテム毎の数量は多くないのですが、いくつもの種類のパンを切らさず陳列している様子を感じます。

 お店の方に写真撮影の許可を頂いて撮ろうとしましたところ、ちょうど塩バターパンが焼き上がったタイミングで、1個だけ残っていた棚にわざわざ焼き立てのパンを加えて頂いて、上のような写真を撮ることができました。

 塩バターパンは、このお店でも人気の商品だそうです。

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 さて、店内から作業場がシースルーですので、窓越しに覗いてみますと、小型のデッキ式オーブン(Baker Chef フジサワ・マルゼン製)が3台とコンベクションオーブンが2台、それと小型のピザ用オーブンが1台設置されていました。

 よく見掛けます4枚差しのデッキ式オーブンではなく、1枚 or 2枚差し?のオーブンで数量を抑えて焼成しているのは、異なる焼成条件のパンを同じ炉床で焼かないという、こだわりなんだろうかと、勝手な推測をしていました。

 ホイロはコンベクションオーブンの下段に組み合わされているところは見られましたが、他は見られませんでした。

 当然、ホイロもフジサワ・マルゼン製です。

 ところでリテイルベーカリーでは、パンが焼き上がるところはお客さんに見えるように配置している店舗が多いのですが、生地作りや成形の様子が見られるところは、まだまばらですね。

 私としましては、ミキサーやモルダー等の機械設備にも興味が付きませんので、少し残念なところでもあります。

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 購入したパンは、すべてテイクアウトだったのですが、43時間も水しか口にしていない状況に我慢ができず、フォンダンショコラ(170円税込 白焼き生地でチョコフィリングを包餡した商品)は帰宅までの道々で食べてしまい、写真が撮れていません、すみません。

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 購入して持ち帰ってきました商品は、上の写真の通りです。

 左列の手前から奥へ、エンサイマダ(160円税込)、シナボン(180円税込)、クイニーアマン(130円税込)、右列の手前から奥へ、あん塩バターロール(180円税込)、塩バターロール(160円税込)、厚切りフレンチトースト(170円税込)、の6品です。

 エンサイマダが売られているところは初めて見ました。

 当然買うのも、今回が初めてです。

 エンサイマダはスペイン領マヨルカ島の特産品とされていて、元々は祝日に特別に作られる甘いペストリーだそうです。

 外観では、ペストリー特有の折込みの層がはっきりと見られませんでしたが…。

 クイニーアマンは、厚さが薄く、カラメルは硬く焼き固められています。

 どちらかと言いますと、これはもうパンというよりは菓子に近い感覚です。

 あん塩バターロールと塩バターロールは、期待していた生地のもっちり食感と塩の食味を堪能することができました。

 どの商品もハズレがなく、これも少量ずつを丁寧に焼いている結果なのかと思ってしまいます。

 そして、最後に…、ピザ用オーブンで焼いているパンを確認し忘れていました。

 また折を見て、出掛けてみます。