これまでの記事で 1997~1999年のブームに乗っていましたパン・菓子類のトレンドについて紹介してきました。
▼平成9年(1997年) ベルギーワッフル
▼平成10年(1998年) クイニーアマン、 ロールケーキのスイーツ化
▼平成11年(1999年) エッグタルト、 シナモンロール
今回は、その第4弾として1997年に流行りましたベルギーワッフルについてリポートしていきたいと思っています。
【 目次 】
マネケン
日本に初めてベルギーワッフルを紹介しましたマネケンは、1986年、大阪梅田に1号店をオープンし、現在では大阪を中心に関東以西の37店舗にまで展開されています。
ブランド名の『マネケン』ですが、ベルギーの首都ブリュッセルのシンボル、あの愛らしい小便小僧に由来しているそうです。
小便小僧はオランダ語でマネケン・ピスと呼ばれ、 これがブランド『マネケン』の名の由来とのことです。
マネケン アスティ一宮店
この日は、久々の東京出張の帰りで乗換えの名古屋駅から少し足を延ばして、JR尾張一宮駅で下車し、駅前ビルの1階にありますアスティ一宮へ向かいます。
お目当てのマネケンの店舗は並びのコンコース寄りに位置していて、改札を出て歩いていきますと、すぐに看板を見つけることができました。
では、早速店内へ。
ん・・・、店内へ入って早々、奥の作業場になにかを発見!
さらに、そのなにかに引き寄せられるように近付いていきます、・・・ズン。
ズンッ、ズンッ・・・、あまり行動がおかしいと通報されるかも、と僅かに気になりながらも、そちらへ視線を移すと・・・。
遠巻きながら、ワッフル焼成機が見えます(少し職業病かも)。
(イメージです)
ここの店舗では、焼き立てのベルギーワッフルを提供していますが、焼成機は確認できましたものの、生地作りに必要なミキサー類は見当たりません。
加えまして、それらの機器を設置するにはスペースが狭すぎる感があります。
マネケンでは、自社工場で製造されました冷凍生地を使用して、店舗で使用しているのだそうです。
これであれば、生地を解凍するラックでもあれば対応は可能となります。
もしかしますと、タイムリーな商品提供に備えるため、解凍用の装置もあるのかもしれませんね(自身がそのような装置開発に携わったことがありますので、勝手に想像してしまいました)。
今回購入したベルギーワッフル
店員さんから店舗限定の5個セットがお買い得とのことで、言われるがままにそのセットを購入しました。
ただ、その場で計算してみますと確かにお得なのですが、お得率は7%にも満たなかったような・・・(740円⇒695円・税別 私これでも、暗算検定2級ですから)。
プレーン 130円 税別
マネケンの一番人気の商品が、ハチミツとバターの風味がたっぷりなプレーンのワッフルです。
そして、マネケンのワッフルに不可欠なのがベルギー産のパールシュガーだとか。
私は、トースターで加熱してバター(バター風味のマーガリンでもOK)を塗った後、ジャム、ホイップクリーム、メープルシロップ等のトッピングで頂くのが好みです。
なおマネケンは素材だけではなく、形にも拘(こだわ)っているそうで、生地はベルギーでも使われている鋳型(いがた)を使用して焼き上げているそうです。
私の場合、『しっかりとした厚みが特徴で、熱を閉じ込め、ワッフル生地を素早く中まで焼き上げ・・・』といった説明書きがあったとしても、具体的に生地重量から顕熱と水分蒸発の潜熱を計算して、使用する鋳型の熱容量を計算してしまいますね。
チョコレート 150円 税別
定番商品のひとつで、ビタースイートチョコがコーティングされています。
チョコレートの付き具合から、溶かしたチョコレートを浅い容器に入れ片面を付けて加工している感じですね。
こちらの商品はトースターで加熱できませんので、そのまま頂きます。
メープル 150円 税別
こちらも定番商品で、カナダ産のメープルシロップを使用しているそうです。
檸檬と紅茶(期間限定) 150円 税別
期間限定の商品です。
ダージリンに国産レモンピール、レモン蜂蜜を合わせて焼き上げた商品です。
クリームチーズとブルーベリー(6月限定) 160円 税別
そして、こちらは6月限定の商品となります。
生地にはブルーベリーが混ぜ込んであり、仕上げにニュージーランド産のクリームチーズが絞ってあり、粉糖が振り掛けられています。
卸しの商品(マネケン)
ところで、マネケンのベルギーワッフルは卸しの商品としてスーパー等でも購入することができます。
マネケンの生産拠点は、尼崎工場をはじめとする3工場が稼働しています。
トップバリュのベルギーワッフル
さらに探してみますと、イオンのトップバリュ商品にワッフルがありました。
個包装された6個入りの商品です。
ただ、マネケンの焼立てワッフルを食べた後だからだったのでしょうか、家族の評価は概ね低い意見が飛び交っていました。
パン学校へ寄ってきました
今回の東京出張では、今期、新型コロナウィルスの影響で4月からのコース(第217期100日コース)が中止となりましたパン学校(日本パン技術研究所 東京都江戸川区西葛西)へも、少し寄り道をしてきました。
(日本パン技術研究所が入っていますパン科学会館 建物は、これを機に?補修工事をしてました)
一応、9月からのコースは再開の方向で進められているようです。(随分、久し振りの授業になりそうです)
少しずつですが、仕事の方も戻りつつあります(まだまだ気は抜けませんけど・・・)。