リピートしていた anopan が9月に入って一ヶ月の休業宣言中、やっぱり焼き立てパンが食べたいところで、地元にあります aime le pain(エム・ル・パン)へ足を運んできました。
久し振りに訪れましたところ、棚の配置と共にレジの雰囲気も少々変化があって・・・、画像認識AIレジシステムが導入されているではありませんか!
AIと言えば、先日もバウムクーヘン専用オーブンを名古屋・栄で見てきましたところですが、先端技術の急速な進出を肌で感じる今日この頃です。
今回は、数日前に訪れました aime le pain と、そして待ちに待ちました一ヶ月ぶりの anopan のリポートです。
【 目次 】
画像認識AIレジシステム
以前にどこかのTV番組で放送されていたことは知っていましたが、実物を直接目にするとは思っていませんでした、しかも地元のパン屋さんで。
お客さんは、いつもの通りトレーにパンを載せて、レジまで持っていきます。
レジ横の白い台の上部にはカメラが設置してあり、トレー上の商品をAIが自動で認識してくれます。
まあ、今回はまだAI君も修行中のようで『トマトとクリームチーズ』と『クロワッサン食パン』の重なりのところで、『スコーン』を間違えてカウントしてしまっていました。
でも、これから学習していって、どんどん賢くなっていくのでしょうね。
がんばれ、AI君。
aime le pain(エム・ル・パン)
残念ながら、瀬戸市には食べログの『パン EAST 百名店』に入るパン屋さんがありませんが、ここのパン屋さんはいつも行列ができるほどの人気店です。
車で出掛けるのですが、お店の駐車場はありませんものの、すぐ横に公共駐車場があって60分は無料ですので、気軽に利用できます。(将棋の藤井聡太3冠のニュースで度々賑わっている商店街は、この駐車場から歩いてすぐのところです。)
この日も行列ができていましたが、店内の入場制限は『2人または一家族まで』となっています。
店内はこのような感じで、小さなお店ながらパンの種類はたくさんあります。(その分、アイテム毎の数量はあまり置けないようですけど)
そして奥にはAIレジがあって、今のご時世、店員さんとの会話も接触も最小限に抑えることができます。
今回購入してきたパンの数々です。
ナッツのパン(1/3) (420円 税別)
ナッツを生地に混ぜ込んだハード系のハースブレッド(直焼きパン)です。
内相を見てみますと、生地が密で持った時、食べた時のずっしり感が見た目に伝わってきます。
底面を見てみますと、これだけ生地が密で、さらに直焼きの割には縁の部分の膨らみが小さく、這ったような形状になっています。
最近は、高加水の生地がトレンドとなっていますが、このパンも同様なのかもしれません。
なお、トーストして食べてみますと、ナッツのカリッとした食感はアクセントになって楽しむことができます。
クロワッサン食パン(1/2) (400円 税別)
クロワッサン生地で作った、小振りの食パンです。
このサイズで、価格的には高級生食パンの1斤分と同等ですが、これを高いと見るか安いと見るか・・・、でもほぼほぼ適正と思っているので購入しています。
正直なところ、成形方法はよく分かりません(上部で閉じているようにも見えますし)。
このパンもトーストしましたが、バターの風味とサクサク感は十分に堪能しました。
アップルパイ (400円 税別)
見るからに時間を掛けて焼成していることが分かるアップルパイです。
内相の奥の方まで生地が着色しています。
そして、フィリングは十分に火が通されて、ほぼ果肉が詰まっているかのような状態です。
サクサクを通り越してパリパリの生地で、まさにパイといった食感です。
そして、フィリングの部分は煮込んだリンゴといった表現がピッタリで、なかなか他のアップルパイでは味わえない味と食感です。
ショコラマカダミア (260円 税別)
細い形状でスティック状のハード系パンです。
チョコチップとマカダミアナッツは、ミキシングじから生地に混ぜ込まれているようです。
オーブンの下火がやや強いのでしょうか、焼き色が濃いというよりも、局所的に黒く焦げている状態です。
もしかしますと、生地サイズが小さいためオーブンの温度設定変更が制御の方で追従できなかった、もしくは本来の設計された品質の通りだった、か。
トマトとクリームチーズ (270円 税別)
フィリングを包んで、円弧形に成形されたハード系のパンです。
焼成時の炉床との接触面の状態から、生地は一般的なハード生地の硬さと推測します。
パンの断面を見てみますと、薄く延ばされた生地でフィリングのトマトとクリームチーズを巻いていますので、それなりの硬さがないと成形が難しくなってきそうです。
歯応えのある生地ですから、噛んでいる内にドライトマトの風味が口いっぱいに広がってきます。
マロンパイ (270円 税別)
表面のトッピングが分かりません、すみません、商品プレートの説明確認を失念していました。
商品上面は、最終発酵と焼成時は型に接していた面のようです。
このきれいな球形状の局面は、フリーで発酵させて製パンすることは難しいかと。
底面では、パイ生地の層がとてもきれいに出ています。
スクエア生地にマロンフィリングを絞って、底部で閉じた感じでしょうか。
ところで、半球状で炉床から浮かせた状態で、この焼色を付けるのはけっこう大変な気がします。(デニッシュですから、焼成時間はそれなりに長いとは思いますが)
明太フランス (260円 税別)
我が家の定番、明太フランスです。
この商品は、先にハードパンを焼いてから、改めてトッピングと充填の明太子を加えています。
底面の状態から、直焼きのパンであることが分かります。
ビール(私の場合は、ノンアルコールですが)のつまみにも最高ですね。
桃のデニッシュ (390円 税別)
見たままのデニッシュです。
デニッシュ生地上に、そのままクリームを絞り、カットされた桃を3切れ乗せて焼成しているようです。
桃のジューシーさと、デニッシュ生地のサクサク感とのバランスが GOOD です。
類に漏れず、層はきれいですね。
フィナンシェ (230円 税別)
anopan
9月中お休みされていました anopan へ10月1日のオープン前から並んで、その時を待っていました。
お店のシャッターも開ききれていないタイミングだったせいか、ありがたいことに一番乗りです。
お店の中では、オーナーご夫妻が久し振りの開店に慌ただしく準備中。
ショーケース内に商品が並んで、ご夫妻と少し会話を交わしたところで、久し振りのお買い物です。
ちなみに、お店を出る頃には何人かの行列が・・・、私達と同様に開店を待ち焦がれていた方々が、こんなにも。
私のお目当ては、バゲットのあんバター(左上 220円 税込)と、栗とヘーゼルナッツのパン(中央辺りの細長いパン 190円 税込)で、一ヶ月のお預けもあって、おいしさも増していたような気がします。(ところで、この品質でanopan の商品価格は、とても良心的と思っています。)