もはや消費者から完全に市民権を得ています山崎製パンのランチパック。
スーパーマーケットでもコンビニでも、まず間違いなく並んでいる商品ですよね。
今回は、そんなランチパックのお話です。
【 目次 】
ランチパックは、何種類のアイテム数があるの?
ランチパックのアイテム数を調べにHPへ見に行ってきますと、現在発売されていますのは計64種類となっていました。
商品は大きく『惣菜』『スイーツ』『全粒粉』の3シリーズに分けられています。
惣菜シリーズでは、人気No.2のたまごやNo.3のツナマヨネーズを筆頭に全31品種が揃っています。
そして、スイーツシリーズでは(今回購入しました)人気No.1のピーナツ(140円 税込)の他、小倉&マーガリン等、計29品種がラインナップされています。
今のトレンドを踏まえて、タピオカミルクティー風味クリーム&ホイップなる商品も一部地域で販売されているとのこと(どこだ?)。
なお、全粒粉シリーズはサバマヨやダークチョコ等、計4品種です。
ご参考までに、これまでに発売されましたランチパックのパッケージは、20個/ページの表示で91ページありました・・・。
ということは・・・、1800種類以上の商品が世に送り出された、と。(ハンパな数じゃないです!)
ランチパック用の食パンは、実は生食パンだった!
帰宅して、早速1番人気のピーナツを頂きます。(以前のヤマザキ春のパンまつりで頂きました白い皿に載せて・・・。)
ランチパックに使われています食パンは、専用の食パンで、そのままで食べても美味しく味わえるように、しっとりふわふわに焼き上げています。
ということは、言ってみれば生食パンという訳ですね。
独自の製法で作った食パンは、具材の水分やクリームが生地へ染み込むのを防ぎ、しっとりふわふわの食感をキープしてくれるのだとか。
製造工程
焼き上がったしっとりふわふわの食パンは、専用のスライサーでスライスされます。
この記載、すんなり通り過ぎてしまいそうなのですが、実は業界では随分画期的な製法だったのです。
ランチパックの発売当時、クラストを切り落とすサンドウィッチ用食パンの製造では、一般的には先にクラストをカットしてからバンドスライサーやレシプロスライサーで一気に規定の厚さにスライスされていました。
店舗のように1枚1枚スライスするような発想はありませんでした。
しかし、この方法では効率は良いものの、焼きたてのソフトな食パンは潰れてしまってスライスできません。
山崎製パンでは、あえて逆転の発想でソフトなランチパックの製造に成功した訳です。
ちなみに、この製造技術に関しましては、特許庁関連の特許情報プラットホームで関係する技術を検索しますとヒットしますよ。
スライスされました食パンの上には具材が乗せられて、もう1枚の食パンでサンドをし、クラストをカットしたあと、包装していきます。
このスライスから包装までの工程は、2分弱掛からずノンストップで行うそうで、結果として切りたての食パンはパサつくことなく、しっとりふわふわのまま密封されることになる訳です。
ランチパックは、全国の工場で年間約150種類が製造され、昨年2019年の1年間で約4億個作られたそうです。
あまりイメージが湧きませんが、全部並べると、長さは地球1周分(約4万キロ)を超える長さに相当するとのこと。
ヤマザキ春のパンまつり
今回購入しましたピーナッツに付いていた点数は1点でした。
ダブルソフト(198円 税別)の2.5点と比較しますと、少々コスパが・・・。(この場合、ダブルソフトのコスパが高いという考え方もありますが)
私としては、あともうちょっと、と言いたいところなんですけどね~。
今から36年前の1984年に、4品(ピーナツ・青りんご・小倉・ヨーグルト)からスタートしたランチパックは、現在、他社の追随を許さず、確固とした地位を築いています。