黒猫サンタさんのパン作りブログ

プロのベーカリーと製パン企業のみなさまへ

もちクリームドーナツコレクション ~ ミスタードーナツ

 7月3日からミスタードーナツで販売開始されました『misdo meets MOCHICREAM もちクリームドーナツコレクション』を、販売開始2日後の今月5日に購入してしっかり食べていたことをすっかり忘れていました。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 この日は運よく全種類をコンプリートできましたので、余すことなく解説致します。

  

【 目次 】

 

ミスド

 いつものミスドへ行きますと、もちクリームドーナツコレクションののぼりがしっかりと立てられています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 この日は比較的お客さんもまばらで、店内への入場制限は掛けられていましたものの、スムーズに入店することができました。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 店内では飛沫防止シート向こう側でマスクをした店員さんが忙しそうに対応されています。

 

 そしてその上には、もちクリームドーナツコレクションのPOPが。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 ショーケース内には、もちシリーズの商品が上段と中段に(見た目潤沢に)並んでいて、全種コンプリートの期待が高まります。

 

 で、買えました! と、いう訳で、以下がテイクアウト・帰宅後のリポートとなります。

 

大福ドーナツ いちご 220円・税別

  フレンチクルーラー似?のシュー生地にホイップクリームとイチゴジャムがトッピングされていて、さらにその上から求肥(ぎゅうひ)を被せて包んでいます。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 全体的な画像からは分かり難いですが、ドーナツの形状はリングドーナツです。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 断面では大きな気泡がふかふかの食感を連想させます。

 

 軽いホイップクリームとは生地の相性がいいですね、求肥のシートは薄くても存在感は十分です。

  

大福ドーナツ レモン 220円・税別

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 こちらは、シュー生地のリングドーナツにホイップクリームとレモンゼリーがトッピングされています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 レモンゼリーの爽やかさがもちもち食感と共に楽しめる一品です。

 

ポン・デ・もちクリーム 160円・税別

 ポン・デ・リングを横スライスして、もちフィリングとホイップクリームが充填されています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 外観は、グレーズとキラキラトッピングなるもの飾られています。(キラキラトッピングって、なんでしょう?)

 

 ポン・デ・リングの生地ももちフィリングも食感はもちもちなのですが、生地の方はより弾力を、フィリングの方は粘性を強く感じました。

 

ポン・デ・いちごもちクリーム 160円・税別

  ポン・デ・リングを横スライスして、もちフィリングとイチゴジャムが充填されています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 外観は、ストロベリーチョコでコーティングされていて、ホワイトチョコで線掛け、そしてここでもキラキラトッピングで仕上げです。

 

レモンもちクリームフレンチ 160円・税別

  フレンチクルーラー生地のリングドーナツを横スライスして、もちフィリングとレモンゼリーがサンドされています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

 外観は、ホワイトチョコでコーティングされたのちに、またまたキラキラトッピングの出番です。

 

あずきもちシュー 160円・税別

 大福ドーナツと同様のもちもちシュー生地で揚げたリングドーナツをホワイトチョコでコーティング、さらにもちフィリングと北海道産あずきあんがトッピングされています。

 

ミスタードーナツ もちクリームドーナツ

 

  仕上げは、またまたまたキラキラトッピングの登場です。

 

 もちもちのシュー生地はポン・デ・リングのもちもち感とも違って吸水を感じるような食感なのですが、この生地はこの生地でもちフィリングの異なる食感とのマッチングが楽しめます。

 

もちの加工について

 今回のシリーズでは、フライをする生地に蒸し練りをするもち生地を合わせるという奇抜なアイデアで商品が設計されています。

 

飽和蒸気圧曲線

 

 もち生地を大量に製造する際には、蒸練機という装置を使用するケースが多いのですが、イメージとしましてはミキサー容器を密閉して、その中に直接蒸気を噴き込んで加熱する、といったものです。(ミスドでは加工されたもちのシートを購入していると思いますが)

 

 工場の生産蒸気は一般的に3kgf/cm2程度で運用されていますので、このまま蒸練機へ噴出させますと、理論的にはもち生地の沸点を130℃程度にまで上昇させることが可能です。(上図の飽和蒸気圧曲線のグラフをご参照ください)

 

 ここまでの温度は必要ないのですが、実は抑えるべきポイントがあります。

 

 家電製品の炊飯器で圧力釜と表示されている製品がありますが、これは103℃辺りにありますデンプンの糊化温度をターゲットにしています。(一般的に餅米を使用した赤飯などは、この機能を利用して炊飯されていることが多いようです)

 

 同じく米を原料にしたお餅ですので、100~110℃での蒸し練りで理想とする品質を図っていると推測しています。

 

このような忘れ物も

ポン・デ・ちぎりパン シュガー 150円・税別

 ミスドでは、もちクリームドーナツコレクションの前に、ポン・デ・ちぎりパンのシリーズが発売されていたようです。(このシュガーの他、3種のチーズ、めんたいマヨソース、を含めました計3品種)

 

ミスタードーナツ ポン・デ・ちぎりパン

 

 もちもちの食感はあるのですが、ポンデリングよりもふわふわ感があって、パンに近い口当たりです。

 

 この日はメインがもちシリーズでしたから、ちぎりパンシリーズはシュガーをひとつだけ購入するに留めましたが、このちぎりパンの事を家族に話しましたところ、『話をしたけど、興味を示さずスルーされた』と、けっこう胸に刺さるご指摘が・・・。

 

反省点

 冒頭に戻りまして、どうして買ってきたドーナツのことが頭から抜けてしまったのだろうかと考えていましたが、その頃、インパクトが大きかったねこねこファクトリーへ行って、しばらくしてからのドメインのネームサーバー騒動で疲れ果てていた時期だったことを思い出しました。

 

www.santa-baking.work

 

 結論! 加齢からくる物忘れではないか、と。(以後、気を付けます。m(__)m)