ちょうど1年前にドラッグストア・ゲンキーの激安食パン・小麦のひかり(69円 税別)が予想外に高い評価だったことをご紹介しました。
実は、この記事、1年経った今でも私のブログ記事の中での閲覧数が常時TOP3に入る程、皆さんにご愛読頂いています。
おはようございます。
— renault (@kgonn02) 2022年4月8日
飛騨市内製造の69円食パン、いただきました!
サンタさんの言われる歯切れの良さ、感じられますね😃ほんのりとした甘さ、不満も違和感もありません。
トーストするといつもの食パン(パスコ超熟)よりクリスピーな感じ。パリパリ好きな人もいますが、私は「そのまま」が好みかな。 pic.twitter.com/RPzTEaeBht
そうそう、先日はツイッターでこの『小麦のひかり』をリポートして頂いたフォロワーさんもいらっしゃいました。(それにしても、とてもきれいにトーストされています)
今回は、ゲンキーの食パンコーナーの棚に並んでいました(小麦のひかりよりも)少しお高い『全粒粉入り食パン(98円税別)』のご紹介です。(ちなみに、小麦のひかり・5枚スライスは、この時点で売り切れでした)
【 目次 】
全粒粉の特徴
さて、まずは原材料となります全粒粉について、その特徴を少し解説します。
小麦は、胚乳(小麦粉の約83%)、外皮(小麦粉の約15% ふすまとも呼ばれます)、胚芽(小麦粉の約2%)から構成されていて、一般的に小麦粉は炭水化物やタンパク質が主成分の胚乳から製粉されます。
外皮は食物繊維が豊富で、食物繊維はキノコや海藻類に多く含まれていることが知られていますが、全粒粉にも強力粉の4倍もの量が含まれています。
そして胚芽ですが、ミネラル(カリウム:強力粉の4倍、マグネシウム:同6倍以上、鉄分:同3倍以上、他亜鉛等)、ビタミン(ビタミンB1:強力粉の4倍、他ポリフェノール等)などが豊富で、健康食品にも用いられるようです。
全粒粉の食パンはGI値(糖質の吸収度)が低く、ダイエットにもぴったりの食品と考えられています。
おいしさの点では、全粒粉は麦の香ばしさが一段と強いことも特徴です。
全粒粉入り食パン
外観
先に少しお高いと記載しましたが、全粒粉入りで98円ですから、やっぱりこちらも激安食パンと言って構わないと思っています。
パッケージには、食物繊維の記載があります。
原材料は比較的シンプルですが、小麦粉、全粒粉の他、別途外皮であるふすまが加えられています。
訴求ポイントである食物繊維の製品特徴を強めたかった、といったところでしょうか。
そして製品重量は330gと、1斤の基準となります340gには届きません。
激安食パンだから生地重量を軽くして原材料費を削っていると、思われる方もいると思います。
あくまで個人的な意見ですが、たしかにそのような側面も考えられますものの、それであれば、なぜ他の製パンメーカーは同様の商品を製造しないのでしょうか。
結論から言えば、作らないというよりは『難しい、もしくは作れない』のでは、と考えています。
この外観形状を見て頂いて、非常に形状がしっかりしていることが分かります。(つまりクラストが折れていないということです。)
1年前の69円食パンの際に計算しました比容積:5.08は、一般的な値(3.8~4.0)と比較しますと、業界の常識を超えています。
それは、一般的な食パンの吸水が68~70%であることと比較して、高級生食パンのそれが100%程度と業界の常識を超えていることにも感覚的には近いものを感じます。
ところで、比容積を上げて(生地重量を減らして)良好な形状を確保する場合、より少ない固形分でパンの骨格及び細やかな気泡構造を形成するわけですので、必然的に製パン工程ではミキシング、成形、焼成~(ショック)~クーリング、と細部に渡って最適条件に近いものが安定して求められます。
極端な例をイメージしてください。
比容積が”1”で気泡がなければ、直方体の形状はけっして腰折れすることはありませんし、比容積が”1.1程度”で気泡の膜が破損しなければ、細かい気泡が形成されます。
つまり、比容積の上昇に伴って、外観形状と細やかな気泡の保持は難しくなる訳です。
内相
底詰みもカギ穴もスジ縞もありません、気泡も細やかで整っており、とても良好な内相です。
風味・食味・食感
包装紙を開けた時点で、小麦のしっかりした香りが漂ってきます。
食感は歯切れがよく、軽いサクサクとした心地よさが伝わって、最後はダマにもならず、口溶けも至って良好です。
まとめ
ドラッグストア・ゲンキーの激安98円全粒粉入り食パンも非常に評価が高く、コストパフォーマンスも良好と考えます。
(この時期ですから)桜
4週間の観察日記
毎年桜の季節には、昼休みの時間にお決まりの散策コースになりました仕事場近くのローカルな名所をご紹介します。
① 2022年3月15日 つぼみはまだ固そうです。
② 2022年3月21日 つぼみが少し膨らんできました。周りの景色も、少しピンク掛かってきた気がします。
③ 2022年3月28日 3~5分咲きといったところでしょうか。東京では今日が8分咲きで、すでに満開宣言が出ているようです。
④ 2022年3月30日 8分咲きくらいです。咲き始めますと一気に開いてきますね。
⑤ 2022年4月1日 満開に咲き誇っています。ほんの少しですけど、ちらほらと花びらも散り始めて、風情が上がってきます。
⑥ 2022年4月4日 満開の桜+散る花びら、春を十二分に堪能できます。水面に浮かぶ桜の花びらも、これも”さくら”ですね。
⑦ 2022年4月8日 川面を見ても、ずいぶん桜の花が散っていることが分かります。若葉もしっかり出てきて、全体的にも黄緑色が分かるように。
⑧ 2022年4月11日 週末を挟んで3日振りに桜歩道を散策です。しばらく通い詰めて分かったことがあります。桜の花は、1本の木として見た場合、花は下の枝から咲いていって、最後に咲くのは上の方の枝にある花でした。観察しているとおもしろい発見があります。
⑨(追記) 2022年4月15日 すっかり葉桜ですね。ほんの少しだけ、木の天辺の方に花と額の部分が残っている状況です。
振り返り
いつもと違う道を歩くと新しい発見がある(=マンネリからの脱却)と聞いて、それは順路を変えることでもOKのようです。
それで桜散策の道をいつもと逆方向で歩いてみましたところ、写真を撮っていた(本当に小さな)橋に『ふれあい橋』という名があることを発見(今まで気付きませんでした)。
この時期はお昼休みに桜を見に行くことで、ウォーキングの歩数が3000~4000歩増えます。